2016年07月11日

拡散ポンプの冷却水パイプ ロウ付け修理

拡散ポンプの周りには冷却水が流れる銅パイプがあります。

拡散ポンプ自体が熱くなってしまうとオイルが蒸気のままになってしまうので真空が上がりません。

その冷却パイプが長く使用していると水内側から腐食が進み

穴が開くことがあります。

穴があいたら拡散ポンプをとめることができる時まで水を受けるなどして

対応します。

拡散ポンプを冷ましてロウ付けします。

今回は一度修理をしている部分周辺でした。

一度穴があいた個所の近くは同じように腐食が進んでいる場合が多いです。



銀ロウを穴の個所周辺にのせて完了です。



あまりきれいには見えませんがしっかりと乗っています。

緊急な水漏れ対応します。



  


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2016年06月29日

飴色

こちら真空ポンプの内部の部品と

壁の部品の内側




普通はこのような色ではありません。

金属の色をしているのが通常です。

オイルが高温になってこのような色になってしまいました。

ポンプは水冷と空冷が主にあります

水冷は水の設備が必要になりますが空冷はその必要ありません。

しかし空冷は外気温にある程度気を使う必要があります。

空調を入れるほどではありませんが

密閉されたところですと冷却でできなく真空が上がらなかったり

部品の摩耗、劣化が速くなったりもします。
  


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2016年06月09日

真空配管制作

真空装置に使う配管を制作しました。

ALLステンレス

真空配管はすべて内側溶接。

できない個所は外溶接。

ですのでフランジ関係は全て内側溶接

真空配管はどんなに小さなピンホール1つでもあるとNG

クラックなんて問題外

TIG溶接にて完了






  


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2016年05月28日

拡散ポンプヒーター交換

拡散ポンプにはヒーターが取り付けられています。

そのヒーターの熱で油が熱せられ油が蒸発してジェットの隙間から噴出して空気分子を排出する仕組みのポンプ

ヒーターが古くなり漏電、断線、劣化などが起きる可能性があります。

ポンプをすぐに止めて作業ができるものではないので事前に交換しておくのがベストです。

交換したものを予備パーツで持っておくと安心です。

取り付け後は抵抗値を測定。

もちろんメガテスターで


良い値が出ています。

もちろん通もありましたので、加熱して問題ないかを確認して終了です。  


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2016年05月14日

油回転真空ポンプオーバーホール

排気量の大きい油回転真空ポンプ

オーバーホールをさせていただきました。

排気弁もしっかりと交換


  


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2016年04月07日

オイルシール



オイルシールの向きと種類

オイルシールっていろいろな種類があります。

表面がゴムで覆われているもの。

ダストリップが付いているもの

ばねありばねなし

フッ素かニトリル

基本的には同じものを付ければよいですが中にはかなり高額なものもあります。

ポンプによってはオイルシールが入りやすいもの

入りにくいものがあります。

私たちはオイルシールの大きさごとでジグを作って入れます。

オイルシールを入れる方は斜めにならないように、

オイルシールを曲げないように注意しましょう。  


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2016年04月06日

メカニカルブースターポンプのオーバーホール

アルミをふんだんに使ったポンプ

それぞれのパーツは軽くて持つのはとても楽。

でも締め付けのトルクをかけすぎると山をやってしまうので気をつけなくてはいけません。

大事な部分はもちろん鉄。


  


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2016年03月31日

ベーン式RP

真空ポンプにはいろいろ種類あります。

その中のRPの中にも種類があります。

その中の1つのベーン式。

小型のポンプに良く使われる形式です。

中型のポンプになると音が激しいポンプです。

そして熱が出やすいポンプ

空気とオイルを掻くため羽が高速でケーシングをずっと擦っています。

それは熱が出るはずです。

水冷や空冷があります。

空冷は周りの温度で真空度が左右されたりもします。

水冷はある程度安定しますが水冷ジャケット内は錆錆。

小型のポンプの羽です。

  


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2016年03月01日

モーターベアリング

モーターのベアリングももちろんダメになります。

音が出始めたら交換の合図



  


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2016年02月04日

ドイツ製

これは変わった仕組みのポンプ

今まであまりなかった形ですね。

独創性のある感じです。

まさにドイツ


  


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2016年01月30日

これはブロア

私たち

真空ポンプ以外もできます。

真空ポンプの逆。ブロア。



真空ポンプに比べたら簡単

いろいろ経験すると真空ポンプの気を使うレベルが半端じゃないことがわかります。  


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2016年01月28日

端子台

真空ポンプのオーバーホールに行かせていただく場合大体はモーターの線をはずします。

今回は、、、端子台が割れていて固定ができない、、、

しょうがないのでボルトナットでつなげてビニルテープ。

劣化などもあると思いますが

こういうのは意外と厄介なトラブル。



  


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2016年01月23日

シャフトネジ

シャフトのネジ

シャフトネジあるある

山が傷んでナットが硬くて入らなくて手が痛い、、、




画像の物ではないですが

OHをさせていただいたポンプのネジ3分の1が手前の部分で削り取られていた。。。

ネジを痛めて硬いからって削る横着な方がいるんですね。

コツコツ直すことできるのに。。。

  


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2016年01月21日

ロータリーポンプでかプーリー

ロータリーポンプのOH完了です。

プーリー重い。


  


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2016年01月20日

小さい真空ポンプ

小さいベーン式真空ポンプのOH



蓋も何もかも小さい。

500キロ近い重さの物をOHしてから

このサイズだと軽い軽い。

  


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2016年01月19日

MBPオーバーホール完了

先週末は拡散ポンプのオーバーホール、オイル交換、エアシリンダーのオーバーホールなど

やらせていただきました。

本日はMBPのオーバーホールが完了しました。



そこで1点今回も勉強しました。

オイルシールって奥が深いのですが

オイルシールのリップって重要とは重要とわかっていたのですがさらに重要さを改めて実感

内容は私たちの技術力になっているので公開はできません。すみません。




  


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2016年01月16日

MBPオーバーホール

寒い時期のOHはなかなか部品が冷たくて大変

ストーブを横に置いて作業

今回の物は壁がかなり硬くて大変でした。

そのおかげで新たな裏技を1つ完成させることができました。

苦労を体験してスキルアップ


  


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2016年01月15日

シール??

最近のMBPはオイルシールやメカニカルシールの採用が多いです。

しかし古いMBPや海外の物に良く見られるのがこのタイプ



完全にシールできるものではないけど同圧ならオイルなどは通しないようにできる仕組みなのかな

なかなか好きなシステムです。
  


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2016年01月13日

エドワーズ冷却パイプ穴

エドワーズ製のMBP

不動のMBPをOHさせていただきました。

モーター新品

OH後テスト始動を行う

リークディテクターによりリーク調査、真空到達を確認。

問題無く稼働

。。。。。。。。

オイルが濁っている、、、

なんだか水が混じっているような濁り方、、、

えっ??

冷却パイプ内にヘリウムを入れると、、、大きく反応、、、

冷却パイプに穴にクラック1か所発見




冷却フィンを3枚ほど削りおとしロウ付け




まだ漏れる

こりゃ数か所あると判断し

部品発注  


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2016年01月12日

RPオーバーホール

ロータリーポンプのオーバーホールをさせていただきました。

排気弁の部分もしっかりと掃除して排気弁の裏表を確認し

数枚入る場合はイン側アウト側を確認し間違えないように組みつけます。

間違えると排気性能につながります。


  


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